Voxelamming

使い方

1. インストール方法

App StoreのリンクからVoxelamming（ボクセラミング）をダウンロードし、以下の簡単なステップでインストールしてください：

  • ステップ1：iPhoneまたはiPadでApp Storeプレビューをクリックします。
  • ステップ2：「入手」ボタンをタップすると、自動でインスートールが完了します。
  • ステップ3：iPhoneまたはiPadに表示されたアプリアイコンをタップして、Voxelammingを起動できます。

2. 基本的な操作方法

Voxelammingは、5つの主要なプログラミング言語（Scratch3 MOD、Python、JavaScript、Ruby、Swift）で、ARボクセルアートをデザインします。ジェネレーティブアートを現実世界に配置して、いろいろな角度から眺めて楽しむことができます。

Voxelammingアプリの起動：

  • Voxelammingを起動します。初回の起動時のみ、カメラの使用許可を求められるので、「はい」をタップして許可してください。
  • カメラを机の上や床に向けて、ゆっくり動かします。ARKitが自動で平面を検知して、Feauture Point（特徴点）の印が画面に表示されます。
  • 画面をタップすると、ベースアンカー（黒と白のタイル）が設置できます。このアンカーを基準にして、3Dボクセルアートが配置されることになります。

スクリプトをプログラミング：

  • 公式のGitHubレポジトリに、サンプルスクリプトを用意しました。レポジトリ全体（または、必要なサンプルスクリプトだけ）を、自分のパソコンにダウンロードしてください。
  • 使用するプログラミング言語の実行環境を構築します。例えば、Pythonであれば、Python公式サイトからインストーラーをダウンロードし、インストールします。その他の言語も同様に、環境構築を行なってください。
  • 次のコマンドを実行してパッケージをインストールしてください。
    • Pythonパッケージのインストール　pip install voxelamming
    • Rubyパッケージのインストール　gem install voxelamming_gem
    • JavaScriptパッケージのインストール　npm install voxelamming-node
  • Scratch3 MODは、公式のScratch3では使うことのできない拡張機能（エクステンション）が使用できる改造バージョン（MOD）です。パソコンに環境構築が必要ないので手軽にお試しできます。Xcratchで、サンプルプロジェクトを再生するをクリックして、Webブラウザでプログラミングを行います。

スクリプトの実行：

  • ルームネーム（room_name、roomName）は、パソコンとiPhone（iPad）をWebsocket通信で接続するための文字列のことです。Voxelammingアプリを起動すると、ルームネームが画面中央に表示されているので、その番号を記憶します。
  • サンプルスクリプトの変数room_name（roomName）に、Voxelammingアプリに表示された文字列を代入します。
  • コマンドシェル（ターミナル）を開いて、スクリプトの実行コマンドを入力し[Enter]で確定します。（Pythonの例）　python script_name.py
  • iPhoneアプリにデザインした3Dボクセルアートが表示されます。

3. プログラミングを使ったアートの作成方法

  • （入門）タートルプログラミングは、線を描くためのプログラムであり、タートルと呼ばれる仮想のペンを使用して、画面上に図形を描画することができます。タートルプログラミングは、主に子供たちにコンピュータプログラミングの基礎を教えるために使用されます。タートル（ペン）を前後、上下左右の回転により操作して、3Dアート作品を作成できます。（サンプルプロジェクトの「Turtle cage」を参照）
  • （中級）「繰り返し、条件式」といったプログラミングの基本構文を組み合わせて、3Dアート作品を作成できます。タートルプログラミングより自由度が高く、発想次第で無限のアート作品を生み出すことができます。（サンプルプロジェクトの「Volexamming ladder」「Sphere」を参照）
  • （上級）再帰プログラミングは、関数が自分自身を呼び出すことによって、同じ問題を解決するために使用されるプログラミング技法です。これと「座標軸の保管、呼び出し」と組み合わせると、フラクタル図形を作成できます（サンプルプロジェクトの「Fractal tree」を参照）。また、Magicavixelで作成したボクセルアートをインポートしたり、地理院地図の標高データから日本地図を作ったり、外部のアプリやサービスからデータをインポートして、3Dボクセルアートを作成できます。

4. よくある質問（FAQ）

よくある質問を集めて、一般的な問題のトラブルシューティングを支援します：

  • ボクセラミングとは何ですか？ — ボクセラミングは、ARKitを使ったプログラミング学習アプリです。ARKitに対応したiPhone、iPad（iOS16以上）で無料で使用できます。パソコンでプログラムしたボクセル（ピクセルと同様に3D空間における最小単位の立方体）を仮想空間上に配置して遊ぶことができます。
  • ボクセラミングをするのに必要なものは何ですか？ — ARKitが使えるiPhone、iPad（iOS16以上）、インターネット接続可能なパソコン（Windows、Mac）、インターネット環境が必要です。
  • ボクセラミングの使用に条件はありますか？ — 特に条件は設けていません。ご家庭や学校などで、公序良俗に反しない範囲で自由に使うことができます。
  • ボクセラミングで作った作品を公開したいのですが？ — SNS等に自由に投稿してください（@voxelammingのタグ付け推奨）。本サイトにユーザー登録して、プログラミングのコードと一緒に公開することもできます。
  • ボクセラミングの使い方について、詳しく教えてもらいたい。 — Voxelammingの主開発者のnoteにて、使用方法の解説記事を予定しています。その他、書籍での販売も計画しています。今しばらくお待ちください。

5. ヘルプとサポート

さらなるサポートが必要な場合は、遠慮なくサポートチームにご連絡ください。より多くのリソースをご覧になるには、こちらで利用可能なチュートリアルやユーザーガイドをご参照ください。